ep31 波よ聞け、死霊のわらう船

翌朝。ユグドラシルに乗艦したビリーはエリィにエトーンとなった理由を聞かれ、自分の身の上を語り始めた。

ビリーがまだ小さかった頃、ジェシーが突然蒸発。母ラケルプリメーラ、ビリーの三人で暮らす事になった。

彼が12歳の時、家が死霊の群れに襲われた。死霊はラケルジェシーの居場所を聞いたが、ラケルは口を割らず殺された。ビリーたちは間一髪の所でストーン司教に助けられたが、プリメーラはその時から喋らなくなったのだという。

その後ビリーはストーン司教に憧れ『教会』に入ってエトーンの修行を積んだ。

何年かして家に戻ったビリーとプリメーラの元に、ジェシーが現れた。しかし人相が変わっており、今でも本当の父親か信じられないという。だがプリメーラは懐いていて父親が必要だし、ビリーも心の底では父親であって欲しいと思っているのだ。


ビリーの話が終わった頃、ユグドラシルは輸送船を発見、接近した。

輸送船は予想通り死霊に占領されていた。襲い掛かる死霊を掃討しつつ船内を進んだビリーたちは、艦橋で最後の死霊を倒した。その死霊が巨大ウェルスを呼んだ事を知ったビリーは、艦橋の通信設備で孤児院に連絡。

孤児院では子供達が協力してビリーのギア、レンマーツォをオートパイロットに設定、発進させた。

間一髪、巨大ウェルスの襲撃に間に合ったレンマーツォに乗り込み、ビリーはこれを撃破した。

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